「さびしい夜」 ご存知ですか?
「さびしい夜」をご存知ですか?
「さびしい夜」をこえて
私たちは普段,イエスとの3つの体験を日々重ねています.
それは,
愛されている体験,
ゆるされている体験,
招かれている体験です.
四旬の間は特に,この3つの体験を深く感じられた方も多いと思います.
そして聖木曜日を迎えます.
逮捕されたまま,誰にも振り返ってもらえず,孤独に過ごした聖木曜日は,
『さびしい夜』という言葉で呼ばれています.
長い夜です.
皆去ってしまい,どれほどの孤独感を感じられたかを,私は祈りで,少しだけ感じています.
感じたその孤独感は普段も心から消えません.
孤独感をいただいて,本当に心から感謝しています.
さて,バルタザール神父は「過越の神秘」という著書の中で,イエスの3つの歩みを分かちあってくださいます.それは,
十字架への歩み(聖金曜日),
死者への歩み(聖土曜日),
御父への歩み(復活の主日)です.
イエスがどんな気持ちでこの歩みをされたのかは,想像するしかありません.
そこで,この想像を日々培う手立てがあります.
ミサでご聖体をいただく私たちは,「ご聖体にまでなって,私達の中に入っていこうと望まれるイエスの心を毎回味わう」ことができます.
私の味わいでは,イエス一人で私の中を歩まれ,私の体は,「さびしい夜」をこえて,私の中を歩まれる主イエスの喜びを毎回感じます.
ご復活に感謝